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SOHOのセルフマネジメントのコツとは

SOHOスタイルのメリットを生かして、長く気持ちよく働くために欠かせないのが、タイムマネジメント、ヘルスマネジメント、メンタルマネジメントなどの「セルフマネジメント」です。

セルフマネジメントのルールは「就業規則」と同じ

「一つの会社であれば、総務、経理、営業、企画など、いくつかの部署で分担する役割を、一人でこなすのがSOHO。そのセルフマネジメントを考えることは、言ってみれば“就業規則”や“服務規程”を考えること」。そう考えると、この規則や規定をきちんと持つことが、自分を守ることにも繋がります。

セルフマネジメントの考え方

タイムマネジメント

誰にとっても24時間しかない時間を有効に使うためには、結局のところ次の4つのどれかを行うしかないそうです。

• 何かを削る
• 何かを圧縮する
• 並行作業をする
• 人の時間をもらう（アウトソーシング、手伝ってもらうなど）

実行するコツは「決断」（断つことを決めること）だといいます。

ヘルスマネジメント

ヘルスマネジメントの考え方のポイントは、自分自身の持つ「エネルギー」を管理する、という視点。ここぞという時に出したい力を出せること、その状態に自分をコントロールできること、を考えて、

• 休息や健診などを予定に組み込むこと
• 健康によい行動を習慣化すること
• 集中できる時間を把握しておくこと

などを心がけるとよいそうです。

メンタルマネジメント

メンタル面で最も気になるのが、ストレス対応。ストレスとの付き合い方として、次の4つが紹介されました。

• 受けとめる（認知する、開き直る、諦める、慣れる）
• 出す（発散する、運動する、発声する）
• 距離を置く（楽しい時間を持つ、リラックスする、意識を他に向ける）
• 向き合う（問題を一つずつクリアにする）

コツは、まず「ストレスがある」ということに目をつぶるのではなく、「あるんだな」とそのままいったん受けとめる・認知する、ということ。自分の「感情」を含めて事実を書き出してみるのが有効だといいます。

ユニークなもので、「ジャマイカ療法」。「……じゃないか？」という思い込みをだんだんに「…じゃ、ま、いっか」に変えていく、というもの。

ほかにも、モチベーションを維持するためには、「作業興奮」（まずは取りかかると、やる気があると誤解する脳の仕組み）を使うとよいなどがあります。

あなたはどんな就業規則を作りますか？

良いと思われることをいち早く習慣化して、人生全体を大きな目で見ることのできる人がセルフマネジメントの上級者とか。

「あなたは、今の仕事をすることによって、どんな人生を送りたいですか？」 SOHOのセルフマネジメントは、結局のところ、人生のセルフマネジメント、ということかもしれません。